昭和史の最終盤に発生した「女子高生コンクリート詰め殺人事件」は、夕方帰宅途中だった17歳の女子高校生が、面識のない複数の非行少年グループらによって路上で拉致されたことから始まった。41日間にわたる長期監禁の下で繰り広げられた非人道的な拷問は、人間の悪意の極限を示すものであり、被害者の心身を極限まで破壊した末に命を奪うという痛ましい結末をたどった。
発覚の契機は、別の傷害事件で逮捕された少年の供述だった。露見後に明かされた密室の惨状は、捜査官や関係者に深いトラウマを刻むほどの衝撃を与えた。あまりに過酷な被害の実態は日本中に怒りとショックを広げ、真実の解明に向けた捜査が急ピッチで進められた。