世紀の変わり目に登場したPlayStation 2では、鮮烈なカラーリングから一転、漆黒の筐体に映えるグラデーションブルーのロゴが導入された。地球や宇宙の拡がりを連想させるこの色調は、ゲーム機を超えた「マルチメディアエンターテインメント機器」としての地位を確立する狙いがあった。緻密なCI・ブランディングの導入により、単なる後継機ではなく、リビングの中心に君臨する存在へと進化した。
さらにPlayStation 3の初期には、映画タイトルのような独特のフォントが採用されるなど、意欲的な実験が続いた。その後、ユーザーとの親和性を考慮した現代的なフォルムへと再構築される過程は、巨大ブランドとしての柔軟な適応力を見ごとに示している。