かつて芸能界で公然の秘密とされていたのが、杏と父親・渡辺謙の確執でした。その発端となったのは、2000年代初頭に表面化した杏の母親の借金問題と、それに伴う両親の泥沼離婚裁判です。
当時、渡辺謙が白血病の闘病生活を送る中、母親が新興宗教に傾倒し、約2億円にのぼる巨額の借金を抱えていたことが裁判で明らかになりました。家庭が崩壊の危機に瀕する中、高校生だった杏は家計を助け、自ら借金を返済するために高校を中退。芸能活動に専念する道を選びました。
一方、離婚成立後に渡辺謙が女優の南果歩と再婚したこともあり、多感な時期に家族の重荷を一人で背負う形となった杏との間には、修復不可能なほどの距離が生まれました。メディアでは長年にわたり「絶縁状態」と報じられ、公の場で父娘が互いの名前を口にすることはタブーとされていたのです。