かつてデマの温床となったのは「2ちゃんねる」などの巨大匿名掲示板だった。文字主体の書き込みが拡散し、まとめサイトなどを経由して悪意が増幅される仕組みだ。誹謗中傷は特定のコミュニティ内に留まっていたが、時代とともにその質は大きく変化した。
現在の「X(旧Twitter)」をはじめとするSNS時代では、拡散のスピードと範囲が爆発的に跳ね上がっている。アルゴリズムが刺激的な投稿を推奨し、一瞬で全世界へ情報が広がる。サイバー犯罪の手口も巧妙化しており、生成AIを用いた偽画像の作成や、インプレッション目的の扇動など、新たなリスクが次々と生まれている。