情報が氾濫するWeb空間では、一見正しそうに見えて実は髪をぺたんこにさせている誤ったセルフケアが散見されます。現場の検証から判明した代表的な3つの誤解を是正します。
誤解①:ツヤを出すためにオイルトリートメントを根元付近から塗布する
毛先のパサつきを抑えるヘアオイルを髪の中間〜根元にまで馴染ませてしまうと、油分の重みと頭皮から分泌される皮脂が合体し、トップが確実に潰れます。オイルや重めのミルクは「毛先3分の1」のみに塗布し、根元には一切触れさせないのが鉄則です。
誤解②:ボリュームを維持するためにハードスプレーを頭頂部の上から噴射する
スタイルを固めようとして上から直接スプレーを浴びせると、液体の重みで髪が寝てしまい、そのまま固まるという本末転倒な事態に陥ります。スプレーは毛束を持ち上げ、内側の空洞部分に向けて下から吹き込むのが正しいアプローチです。
誤解③:力任せのブラッシングで血行を促そうとする
血流を良くしようと硬いブラシで頭皮を強く叩いたり擦ったりする行為は、頭皮の角層を傷つけ、防御反応としての過剰な皮脂分泌や炎症を招きます。頭皮マッサージによる血行促進を行う際は、摩擦を避け、指の腹を使って頭蓋骨を包み込むように「帽状腱膜(頭頂部の筋膜)」をゆっくり動かすのが科学的に正しい手法です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
トップのボリューム対策は、個々人の毛髪状態とライフスタイルに応じて適切な手段を選択することが失敗を防ぐ唯一の道です。
【毎日のセルフスタイリング(ドライヤー・カーラー)が向いている人】
・日によってヘアスタイルや分け目を変えたい人
・薬剤による毛髪ダメージを極力ゼロに抑えたい人
・コストをかけずに毎朝1〜2分の手間を惜しまず続けられる人
【サロン施術(根元パーマ)を慎重に検討すべき人】
・1〜1.5ヶ月周期での定期的なサロン通いが難しい人
・過去に縮毛矯正やブリーチを繰り返しており、著しいハイダメージがある人
・生え癖やつむじの割れが極端に強く、カールの方向性が乱れやすい人