SNS上では「先行抽選に落ちても一般発売で買える」「都市型フェスなら手ぶらでも問題ない」といった言説が散見されますが、現場の取材結果からは大きな乖離が確認されています。
第1の誤解はチケットの入手経路です。主要フェスにおける一般発売枠は全体の1割未満に過ぎず、実質的な当落は「最速オフィシャル先行」および「ファンクラブ先行」の段階で大半が決します。リセール取引も公式アプリ内トレードに一本化されており、非公認の二次流通サイトで購入したチケットが入場ゲートで無効化されるトラブルが多発しています。
第2の盲点は、都市型フェスにおける屋内と屋外の温度差(ヒートショック現象)です。クーラーの効いた屋内展示場と炎天下のスタジアムステージを行き来することで、自律神経に急激な負荷がかかり、水分を摂取していても熱中症を発症するケースが後を絶ちません。「屋内に逃げ場があるから安心」という油断こそが最大の落とし穴です。