天然由来の健康茶である菊芋茶にも、体質や持病に応じた副作用とリスクが存在します。安易に大量摂取する前に、以下の3つの注意点を正しく把握しておく必要があります。
第一に、飲み始めの腹部膨満感・ガス溜まり・下痢です。イヌリンが腸内細菌によって急速に発酵する際、水素ガスや炭酸ガスが発生します。普段から水溶性食物繊維を摂り慣れていない人がいきなり1日に1リットル以上がぶ飲みすると、激しいお腹の張りやおならの増加、浸透圧性の下痢を引き起こすケースがあります。最初は薄めに煮出したものを1日1杯からスタートし、徐々に体を慣らしていくのが鉄則です。
第二に、腎臓機能に障害がある方のカリウム過剰リスクです。菊芋には余分な塩分(ナトリウム)を体外に排出するカリウムが豊富に含まれています。健康な人にとっては高血圧予防やむくみ解消に役立つ成分ですが、腎機能が低下している場合、カリウムを尿として十分に排泄できず、血中カリウム濃度が異常上昇する「高カリウム血症(不整脈や筋力低下の原因)」を招く危険性があります。腎臓疾患で通院中の方は、自己判断で飲用せず必ず主治医に相談してください。
第三に、キク科アレルギーです。ブタクサ、ヨモギ、カモミールなどの植物にアレルギー反応を起こした経験がある方は、菊芋茶の摂取によって口腔内の痒みや皮膚の発疹、アレルギー症状を発症する恐れがあります。