組織におけるExcel運用の失敗は、個人のスキル不足ではなく「システムの曖昧さ(業務設計の不備)」から生じます。日付データの取り扱いにおいて、最も避けるべきなのは「誰がどの環境で開くか分からない共有ファイルで、複雑な反復計算式に頼ること」です。
おすすめできる運用パターン
- 個人・少人数の通常業務:「Ctrl + ;」のショートカット入力をチームの標準ルールとして徹底する。
- 大規模・定型フォーム:VBAマクロまたはMicrosoft Lists / Power Automateと連携させ、入力トリガーで自動打刻する仕組みをシステム側で担保する。
- 動的分析・期限管理:TODAY関数を「残り日数(=期限日-TODAY())」や条件付き書式のハイライト判定のみに限定して使用する。
避けるべき危険な運用
- 請求書や納品書の「発行日」セルに「=TODAY()」を直接埋め込んだままテンプレート化すること。
- MacとWindows、Web版Excelが混在するチームで、デスクトップ版依存の反復計算式を共有すること。