どれほど自宅でトレーニングを重ねても、1日8時間以上の座位姿勢が崩れていては骨盤後傾は再発します。デスクワーク中に背もたれへ深く寄りかかり、お尻を前に滑らせる「仙骨座り(ずっこけ座り)」は、骨盤後傾と猫背の最大の原因です。
座り方の姿勢改善における唯一の要点は、「坐骨(ざこつ)」で座面を捉える感覚を身につけることです。椅子に座る際、一度お尻の下に手を差し入れ、左右にある硬い骨の突起を確認してください。その2点に均等に体重を乗せ、骨盤を垂直に立てます。骨盤が立つと、意識して背筋を伸ばさずとも背骨が自然なS字カーブを描き、首や肩への筋負担が約40%軽減されます。太もも裏への圧迫を防ぐため、足裏全体がしっかりと床に着くよう椅子の高さを調整することも不可欠です。