なぜ標高わずか304mの高御位山が、これほどまでに登山初心者を惹きつけるのでしょうか。その背景には、標高からは想像もつかない「圧倒的な展望」と「非日常の岩尾根歩き」が凝縮されている点にあります。
一般的な低山登山では樹林帯の中を延々と歩くケースが目立ちますが、高御位山を擁する「播磨アルプス」は稜線の大半が露出した岩肌で構成されています。登山口からわずか20分ほど登るだけで視界が一気に開け、眼下には播磨平野の街並み、遠くには明石海峡大橋や瀬戸内海の島々が広がる大パノラマが展開します。この「短時間の労力で得られる景観の費用対効果(タイムパフォーマンス)」の高さが、初心者からベテランまでを虜にする理由です。
また、関西主要都市からのアクセスも良好で、JR宝殿駅や曽根駅からバスやタクシーを利用できるだけでなく、主要登山口には充実した駐車スペースが整備されています。週末にふと思い立って登れる手軽さと、本格的な縦走登山の達成感を同時に味わえる山として確固たる地位を築いています。