日本動物園水族館協会(JAZA)加盟施設や各地の水族館取材資料によると、展示飼育現場においてイルカは100%「頭」として管理されています。
国内大手水族館の元海獣担当飼育員は、インタビューや現場手記で次のように明かしています。
「日々の給餌量、体温測定、血液検査データはすべて個体カルテごとに1頭単位で厳密に記録します。イルカは体重数百キロの知能が高い大型哺乳類であり、人間と同等に対峙する医療・トレーニングの対象です。現場のスタッフが『匹』と呼ぶことはまずありません。そこには命を預かるプロとしての敬意と安全管理の意識が根付いています」
一方、SNSや知恵袋などのコミュニティでは「水族館のイルカショーで解説員が『3頭のイルカが登場します』と言っていてハッとした」「魚と同じ感覚で『匹』と言ってしまい子どもに直された」といった投稿が定期的にトレンドに上がります。一般認識と専門現場のギャップが、検索や話題のきっかけを生み出している実態がうかがえます。