MENSAに関するWeb検索において、最も頻繁に検索されている組み合わせの一つが「カズレーザー メンサ」です。博識で知られ、クイズ番組を席巻するメイプル超合金のカズレーザーですが、調査の結果、決定的な事実が浮かび上がっています。
カズレーザーはJAPAN MENSAの会員ではありません。
なぜ彼がメンサ会員であると信じ込まれているのか。その理由は、同志社大学卒という学歴に加え、『Qさま!!』をはじめとする難関クイズ番組で見せる桁違いの正答率と、赤い衣装・金髪という特異なビジュアルから「天才キャラ」のパブリックイメージが完全に定着しているためです。SNS上では「あれだけの知性があるのだからメンサに入っているに違いない」という推測がいつの間にか既成事実化し、まとめサイト等で拡散されたという構図が存在します。
同様の現象は、京都大学卒のクイズ界のパイオニアであるロザン・宇治原史規や、東京大学発の知的メディアを率いる伊沢拓司にも見られます。彼らはいずれも極めて高い学力と知識量を有していますが、MENSAの公式会員リストに名を連ねているわけではありません。
知性には「結晶性知能(読書や学習によって後天的に蓄積される知識)」と「流動性知能(新しい状況に適応し、法則性を見出す処理能力)」の2系統が存在します。クイズ王たちの多くは結晶性知能の極致に位置していますが、MENSAのテストが測定するのは純粋な流動性知能です。この評価基準の違いを理解していない層が、「インテリ=メンサ」と短絡的に結びつけてしまう点が、ネット上の誤解の根本原因と言えます。