インフルエンザワクチン効果の真相!「打っても感染」の理由と防衛策

インフルエンザワクチン効果の真相!「打っても感染」の理由と防衛策

インフルエンザワクチン効果の真相!「打っても感染」の理由と防衛策にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

インターネット上の掲示板やSNSでは、毎年冬になると「高いお金を払って打ったのにインフルエンザにかかった」「予防接種は製薬会社の金儲けで効果はない」といった極端な意見が散見されます。こうしたインフルエンザ予防接種効果ない噂の真相を紐解くと、医療従事者が想定している「効果」と一般消費者が抱く「期待」の間に、決定的な認識のズレが存在することが分かります。

多くの人がワクチンに期待しているのは「ウイルスを体内に一切入れないバリア(感染予防)」ですが、現在日本で広く用いられている皮下注射の不活化ワクチンにその能力はありません。ウイルスが鼻や喉の粘膜に付着して細胞内に入り込む「感染」のプロセスは、主に粘膜表面の分泌型IgA抗体が防ぐものですが、皮下注射によって誘導されるのは主に血液中を循環するIgG抗体だからです。

これが、インフルエンザワクチン打ってもかかる理由の生物学的な真実です。血液中の抗体は、ウイルスが粘膜から侵入した後に全身へと増殖・拡散するのを防ぎ、発熱や関節痛といった症状が出る「発症」を抑えること、そして肺炎や脳症などの重篤な状態に陥る「重症化」を食い止めるために働きます。「感染すること」と「発症して重症化すること」は医学的に全く異なる段階であり、ワクチンは後者の防波堤として極めて強固に機能しています。

山崎 陸
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山崎 陸

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