「動物性油脂=太りやすい・体に悪い」というイメージを持たれがちですが、豚脂カロリー健康の関連性については正しい知識を持つことが大切です。ラードのカロリーは100gあたり約900kcal前後であり、実は一般的なサラダ油やオリーブオイルとほぼ同等です。植物油だからヘルシー、動物油だから高カロリーという単純な構造ではありません。
さらに、ラード代用牛脂違いを比較すると、脂肪酸のバランスに明確な差があります。牛脂(ヘット)はステアリン酸などの飽和脂肪酸が多く融点が約40℃〜50℃と高いため、冷めると白く固まりやすく胃もたれの原因になりやすい側面があります。対して豚脂(ラード)の融点は約33℃〜46℃と人の体温に近く、オレイン酸をはじめとする不飽和脂肪酸を約50%も含んでいます。口の中でスッと溶ける心地よい口どけ感と、適度なエネルギー源としての働きを併せ持っているのが豚脂の特徴です。もちろん過剰摂取は脂質過多を招きますが、普段の調理油の適量をラードに置き換える分には、極端に健康リスクを恐れる必要はありません。