瓶の中に泡を見つけた際、真っ先に確認すべきなのは「単なる酵母の発酵」なのか、それとも「有害なカビ・腐敗」なのかという点です。発酵初期であれば人体に害はなく、微炭酸のような爽やかさがある程度ですが、カビ毒を伴う腐敗の場合は飲用を避ける必要があります。
見極めの最大のポイントは、「泡の質感」「浮遊物の形状」「匂い」の3点です。
発酵によって生じる泡は、サイダーのように液体中から立ち上る微細な気泡や、表面に集まるビールのような白い泡です。一方で、カビの場合は液面にフワフワとした綿毛状の膜が張り、白だけでなく青・緑・黒などの斑点状に広がります。また、発酵の場合はフルーティーなワインに似たアルコール臭や爽快な酸味の匂いが漂いますが、腐敗している場合は鼻を突くツンとした腐敗臭やカビ臭が漂います。
梅のエキスが抽出される過程で液が多少濁る現象(梅シロップの濁り)は果肉成分の溶出による自然な反応ですが、濁りに加えて異臭や糸を引くような粘り気がある場合は、雑菌が繁殖しているサインのため破棄を決断してください。