玉家を利用する際、初訪問者が最も戸惑うのが「立ち食い」と「座敷席」の完全な二面性です。目的と時間に応じて正しく立ち振る舞うための必須作法を整理します。
1. 店頭立ち食いの流儀(食べ歩き・スピード重視)
店頭の立ち食いエリアには順番待ちの列はありません。カウンターの空いている隙間を見つけたら、自ら滑り込みます。注文を聞かれるのを待つのではなく、揚げ場に積まれた揚げたての串かつや、大鍋で煮込まれているどて串を自分の手で直接皿に取るセルフスタイルです。
串かつは、カウンターに置かれたウスターソース缶に一度だけくぐらせるのが絶対ルール(二度漬け厳禁)。そして地元民や常連が必ず行う裏技が、「揚げたての串かつを、グツグツ煮えるどて鍋の味噌に直接ドボンと浸して味噌カツにする」食べ方です。甘辛い八丁味噌が衣にジュワッと染み込み、ウスターソースとは別次元の旨味が広がります。
会計は食後、手元の串の数をスタッフに見せて本数を申告する「信頼の自己申告制」となっています。
2. 店内座敷席の利用法(黄金の部屋・ゆったり食事重視)
靴を脱いで上がる店内席を希望する場合は、店頭の受付表に名前を記入し、番号札を受け取って待ちます。座敷では串かつやどて煮のほか、定食メニューやアルコール類を落ち着いて注文できます。名物の「黄金の部屋」や「黄金のトイレ」を見学・利用したい場合は、店内飲食を選択する必要があります。