市原市臨海体育館が閉館に至った最大の要因は、竣工から約50年が経過したことによる建物の深刻な老朽化と、大規模地震に対する安全性の確保です。特に、体育館特有の大空間を支える特定天井の耐震対策や、配管・空調設備の更新には莫大な改修費用が見込まれていました。市原市が策定した公共施設等総合管理計画において、限られた財源をどのように配分すべきかが議論され、抜本的な安全確保が困難であることから施設の供用停止という決断が下されました。
一部で噂された「即座の建て替え工事着工」という観測については、現時点で単一施設としての同一規模再建ではなく、市原緑地運動公園全体の機能再編と一体化した再整備として検討が進められています。周辺にある既存のスポーツ資源との統廃合を図りながら、多目的利用が可能な新拠点のあり方を模索するフェーズにあり、今後の基本構想の進展に注目が集まっています。