日本列島は南北に長く、2月の平均気温や残雪状況は地域によって劇的に異なります。地域の気候区分に合致しない無理な作付けは、種子の腐敗や苗の枯死を招く最大の要因です。
【温暖地向け2月野菜の育て方(関東以西平野部・太平洋沿岸)】
地温が日中に10℃を超える日が増えるため、2月中旬からビニールトンネルを活用した早生ダイコンやニンジンの種まきが可能です。春ジャガイモも2月20日前後から順次植え付けを進められます。日中のトンネル内温度が25℃を超えると高温障害を起こすため、裾を少し持ち上げて換気を行う細やかな温度管理がポイントになります。
【寒冷地で2月に植える野菜と準備(東北・甲信越・北海道)】
屋外の畑は積雪や凍結で土が固く閉ざされているため、2月の露地栽培は原則として不可能です。寒冷地における2月は「屋内育苗」と「シーズン準備」の期間と位置づけられます。室内で日当たりを確保しながらセルトレイや育苗マットを用いてキャベツやブロッコリーのタネをまき、4月の定植に向けた健康な苗を仕立てます。同時に、春の雪解け直後に素早く作付けができるよう、堆肥や肥料などの資材を前倒しで手配しておきます。