香りを身に纏う目的が、かつての「自己主張」から「空間の調和と快適さ」へとシフトしている。近年のフレグランス・化粧品業界全体において、ナチュラルで嫌みのない香調へのニーズは過去最高水準に達した。満員電車やオフィス環境でも周囲を不快にさせない静かな主張こそが、現代のスマートなマナーと捉えられているのだ。
その中心にあるのが、やわらかく包み込むようなサボンノートだ。お風呂上がりのぬくもりや、天日干ししたリネンを連想させる香りは、身につける本人だけでなく、周囲の人々の緊張感まで解きほぐす不思議な力を持っている。