大阪市内に住む40代の男性は、家族4人で湖畔のプレミアム席から鑑賞しようとSNSでチケットを探していた。「定価の1.5倍という提示だったが、子どもに最高の夏休みをプレゼントしたくて送金してしまった」と振り返る。
指定されたQRコード決済で5万円を送金後、送られてきたQRコードを会場入口の電子ゲートでかざしたものの、エラー音が響いた。「スタッフから『この券面データは存在しない偽物です』と言われた時のショックは忘れられない。子どもの泣き顔を見て、悔しさと怒りで震えた」。こうした声は後を絶たず、泣き寝入りしている被害者は潜在的に数千人に上るとみられる。