グループの解散、ソロ活動、そして再始動。FUNKY MONKEY BΛBY'Sとしての活動再開に至る道筋は、決して平坦なものではなかった。かつて熱狂を生んだユニット名を再び背負うことに対して、メンバー内でも、そして加藤自身の胸中でも複雑な葛藤が渦巻いていたからだ。
「自分には歌う資格があるのか」という自問自答。ステージに立つたびによみがえる罪悪感。それを打ち消したのは、全国のファンから届く切実な声と、家庭内で加藤の表現者としての苦悩を見続けてきた家族の後押しだった。
ソロライブで見せた涙ながらのMCや、ファン一人ひとりの目を見て歌い上げる姿勢には、過去の事件を教訓として胸に刻みつけた男の執念すら漂う。背負った十字架の重さを自覚しながらもマイクを握り続ける姿は、かつての熱血キャラクターに深みと哀愁を加えることとなった。