だが、この世界的なブームは微笑ましいニュースばかりをもたらしているわけではない。画面越しに拡散される愛らしさが、時に生き物たちの生態系や生存を脅かす刃となるケースが急増しているのだ。
特定の珍しい野生動物がSNSでバズると、世界中で違法なペット取引や密猟の需要が一気に跳ね上がる。SNSで「飼ってみたい」という安易なコメントが溢れる陰で、自生地域での生息数が激減するという皮肉な現実が存在する。2026年現在、多くの野生動物保護団体や専門家が「見る楽しさと、所有する欲望を明確に切り離すこと」を強く訴え始めている。画面上の姿を愛でることと、それを家に連れてきて飼育することは根底から異なるのだ。