エレベーターの扉が開いた瞬間、漂ってくるのは紙とインクの匂い、そしてスピーカーから響くエッジの効いたトラックだ。フロアごとに明確なテーマ性とストーリーが構築されており、訪れた者はまるで現代カルチャーの迷宮を探索するかのような感覚に包まれる。
各階を歩いていると、トレンドの移り変わりの早さに驚かされる。新刊本のアートブックの隣に最新のアニメCDが並び、そのすぐ横では気鋭のイラストレーターによるミニ企画展が開催されている。ジャンルの境目を意図的に無くした陳列は、あらかじめ目的を持って買い物に来た客にさえ、「予定外の衝動買い」をさせる強い引力を放っている。