呪術廻戦の終盤戦において、最も予測不能だったのが高羽史彦の存在だ。最強の呪術師たちが命を落としていく血生臭い戦場に、突如として放り込まれたピン芸人。彼が対峙したのは、千年の時を生きる最悪の呪詛師・羂索だった。誰もが凄惨なキャットファイトを予想していた中、繰り広げられたのはまさかの「ネタ見せ合戦」である。
この戦いは、読者がそれまで積み上げてきたバトル漫画の文脈を完全に無視していた。緊迫した空気を一瞬で無効化する高羽の術式は、読者のみならず、作中のキャラクターたちをも置き去りにする力を持っていたのだ。