水族館の巨大水槽を支えるアクリルガラスの驚愕技術と製造プロセス

水族館の巨大水槽を支えるアクリルガラスの驚愕技術と製造プロセス

話題沸騰中の 水族館の巨大水槽を支えるアクリルガラスの驚愕技術と製造プロセスについて、多角的な視点をご紹介しています。

かつて水族館の水槽といえば、厚いガラス板を金属フレームで補強した構造が一般的だった。しかし、一般的な建築素材である強化ガラスには、水族館の大型化において決定的な弱点が存在した。ガラスは厚みを増せば増すほど緑色が濃くなり、光の透過率が著しく低下する。さらに重く、万が一クラックが入れば一気に倒壊する危険性を孕んでいた。

そこで登場したのが、有機ガラスとも呼ばれる化学物質、ポリメタクリル酸メチル (PMMA)である。この素材は可視光透過率が約92%と、一般的なガラスを上回る透明度を誇る。さらに重要なのは、厚みを増しても色濁りがほとんど生じない点だ。耐衝撃性においてもガラスの十数倍におよび、過酷な水圧がかかる大型展示において不可欠な選択肢となった。

池田 達也
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池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。