圧倒的だ。ゲームコーナーの棚を見上げるだけで、80〜90年代の日本のサブカルチャー黄金期へタイムスリップしたかのような錯覚に陥る。ケースに厳重に保管されたファミコンの未開封ソフトから、セガサターン、PCエンジン、メガドライブまで、コンディションの良好な名作・奇作が目一杯に並ぶ。
「欧米やアジアで日本のレトロゲームの価値が跳ね上がっている中、ここにはまだ奇跡的に眠っている掘り出し物がある」――そう語るのは、ロンドンから休暇で訪れたという30代のゲームコレクターだ。彼の買い物カゴには、箱付きの『クロノ・トリガー』や希少な限定版ハードが既に納まっていた。海外のフリマアプリでは手に入らない「実物を目で見て選べる安心感」と「思わぬ破格のプライス」が、海の向こうのコレクターたちの心を揺さぶっている。