ブログの爆発的な人気を受け、出版界からも熱い視線が注がれるようになった。宝島社からリリースされた写真集『かご猫』は、発売と同時に異例の大ヒットを記録。書籍化の打診を受けた当時、飼い主は商業的な展開に戸惑いを隠せなかったという。「自分たちの普段の暮らしをそのまま見てもらえればそれでいい」というスタンスを崩さなかったのだ。
出版社側もその想いを最大限に尊重し、余計なデザインや装飾を排除した素朴な紙面づくりを徹底した。飼い主の温かい眼差しがそのままファインダー越しに伝わる写真集は、海外のブックフェアでも絶賛され、世界中で翻訳本が刊行される事態となった。単なるペット写真集を超え、アートと癒やしが融合した奇跡の1冊として、現在も語り継がれている。