アトラクションの魅力はライドに乗っている時間だけにとどまらない。城内の待機列(キューライン)には、映画ファンを唸らせる膨大な小ネタと隠し要素(イースターエッグ)が散りばめられている。
例えば、応接室に置かれた鎧(アーマー)の部屋では、時折鎧たちがひそひそ話をする声や息遣いが聞こえてくる。さらに、暖炉のそばに佇むルミエールやコグスワースのシルエット、足元をすばしっこく駆け抜けるフットスツール(犬の姿に変えられた椅子)の気配など、視線をくまなく走らせるだけで待ち時間すらエンターテインメントに変わる。城の壁面に描かれた紋章や、野獣がつけた爪痕など、物語の悲劇と希望を象徴する細部へのこだわりも見逃せない。