一般的に、小児科医や管理栄養士が推奨する生魚の解禁時期は「3歳以降」、できれば消化器官が大人とほぼ同等に発達する「5〜6歳以降」とされている。乳幼児の胃酸は分泌量が少なく、殺菌力が弱いため、アニサキスや腸炎ビブリオといった食中毒原因菌を退治しきれない。特にネギトロは、細かく叩かれている分、空気と触れる表面積が広く、細菌が繁殖しやすいという構造上の弱点がある。
また、子どもの肝臓や腎臓の解毒機能も未発達だ。万が一、食中毒を引き起こした場合、脱水症状や重症化への進行スピードは成人の比ではない。そのため、安全マージンを十分に取った「3歳」というラインが、一つの目安として定着している。