創価学会の芸術部や文化部といった組織は、長年にわたり芸術・芸能に携わる会員の活動を後押ししてきた。その精神的支柱となってきたのが、組織の拡大と文化事業を推し進めた池田大作名誉会長の存在である。彼が提唱した「平和・文化・教育」のスローガンは、表現活動を行う会員タレントにとって自らの仕事と信仰を両立させる正当性となってきた。
また、政治的な文脈においては、創価学会を支援母体とする公明党の存在が切り離せない。選挙シーズンになると、有名タレントが支援を呼びかけるのではないかという警戒感や注目がメディアから寄せられる。政治と宗教、そして芸能という三つの要素が複雑に絡み合うことで、単なる個人の信仰を超えた社会的な議論に発展しやすい構造が存在する。