ほんの10年前まで、オープンサンダルから靴下を覗かせるスタイルは「身だしなみに無頓着な人がするもの」と見なされがちだった。しかし、ストリートウェアの台頭とリラックス感を重視するノームコアやノスタルジックなY2Kファッションの流行が、その常識を木っ端みじんに打ち砕いた。
個人のアイデンティティを自由に表現する時代へと突入した現代において、あえて形式的なマナーを崩す「こなれ感」が評価されるようになった。素足を露出することに対する心理的ハードルを下げる効果もあり、若者を中心に「カジュアルだけど品がある」絶妙なラインとして受け入れられたことが大きい。