この演出スタイルをポップアートの域まで高めた立役者といえば、今石洋之監督の存在を外すことはできない。彼が率いるSTUDIO TRIGGERの制作スタイルは、従来の自制的な表現に対するアンチテーゼとも言えるエネルギーに満ちあふれている。
代表作である『パンティ&ストッキング with ガーターベルト』をはじめとする作品群では、アメリカンコミックのような強烈なデフォルメと超スピードのカット割りが炸裂する。ここでは過激な視覚表現が単なるあざといファンサービスではなく、圧倒的な爽快感を生み出すアクション演出の要として機能しているのだ。大手出版社・映像会社のKADOKAWAなどもこうしたエッジの効いたクリエイティビティを支援しており、国内外の根強いファン層を獲得し続けている。