メディアで大きな注目を集めているのが、一般社団法人地震科学探査機構(JESEA)が提供する「メガ地震予測」だ。東京大学名誉教授の村井俊治氏らが主宰するこの取り組みは、『週刊ポスト』や『NEWSポストセブン』などの大手メディアで幾度となく取り上げられ、一般の関心を一気に引き寄せた。「大地震を事前に言い当てた」とされるセンセーショナルな見出しは、多くの読者に強いインパクトを与え続けている。
同機構が公表する高い的中率の根拠は、過去に発生した震度5以上の主要な地震の多くで事前に何らかの警報や注意喚起が出されていたという実績に基づいている。しかし、この「的中」という言葉の解釈を巡っては、支持者と批判者の間で評価が大きく分かれているのが実情だ。宣伝される数字の裏には、どのような仕組みと検証プロセスの差異が存在するのか、慎重な見極めが求められている。