あべのハルカスの開業から10年余り。日本の超高層建築のシンボルは、単なる商業施設としての枠組みを完全に吹き飛ばした。2026年現在、ハルカスを中心とするビル群と天王寺公園「てんしば」の一体感は、世界中を見渡しても類を見ないアーバン・オアシスを形成している。
週末の「てんしば」を歩いてみてほしい。芝生広場ではオープンカフェを楽しむファミリーや外国籍のクリエイターたちが集い、目と鼻の先には天王寺動物園の自然豊かなエリアが広がる。コンクリートジャングルと圧倒的な緑のグラデーション。この境目のなさこそが、現代の都市計画が目指した理想形なのかもしれない。