今回のブームの火付け役となったのは、SNS上でシェアされた1枚の短尺動画だった。柴犬が本を枕に気持ちよさそうに寝そべる愛くるしいイラストと、角度によって毛並みの質感が変わる特殊印刷加工が施された図書カードが映し出されると、瞬く間に1,000万回再生を突破した。
これまで「活字離れ」が懸念されていた中高生や大学生たちが、「実物を見たい」「手に入れたい」とこぞって街の本屋へ足を運ぶ動きが見られる。都内中堅書店の店長は「普段は滅多に来店しない若い層が、レジで『柴犬の図書カードありますか?』と尋ねてくる。ついでに話題の文庫本や漫画を手に取って買っていくお客様も多く、店内全体が活気づいている」と驚きを隠さない。