彼の肉体変化の軌跡を振り返ると、作品ごとに求められる「強さの質」が明確に描き分けられていることがわかる。『六本木クラス』で演じた主人公・宮部新では、信念を貫く骨太な男としての凛とした佇まいと力強さが求められた。この時期の身体作りは、スーツ姿の上からでも伝わる肩幅と胸のボリューム感に焦点が当てられていた。
対して、Amazon Prime Videoで世界配信され大きな反響を呼んだ主演作『龍が如く〜Beyond the Game〜』では、裏社会を生き抜く伝説の極道・桐生一馬を演じるため、完全なアスリート仕様の肉体へシフト。減量と筋肥大を同時に達成するかのような壮絶なボディメイクを敢行し、体脂肪率を極限まで削ぎ落としたカットの深い肉体を完成させた。役柄の生き様そのものを皮膚の下の筋肉にまで落とし込む執念がそこにある。