2026年の被害で特に目立つのが、精巧極まりない偽電子チケットの存在だ。
かつては印刷のズレや日本語の不自然さで見破れた偽造チケットだが、現在は生成AI技術の発達により、公式サイトの画面デザインから購入確認メール、さらには動的なQRコードの表示画面まで完璧に模倣されるようになった。
被害にあった男性(40代)は語る。「偽サイトのURLは、公式サイトと一文字違うだけでした。デザインも全く同じで、疑う余地すらなかった」。クレジットカード決済を試みるとエラーが表示され、指定の個人口座への振込やPayPay送金を促される。これが詐欺グループの常套手段だ。発券されたように見える画面も、実際にはただの精巧な画像データに過ぎない。