かつての新宿住友ビル低層部は、風が吹き抜ける吹きさらしの公開空地でした。住友不動産が主導した大規模プロジェクトによって、この敷地に約6,500平方メートルの大屋根が架けられ、国内最大級の全天候型アトリウム空間へと生まれ変わりました。
開発関係者の資料によると、既存の高層タワーを通常通り稼働させながら、足元に巨大な鉄骨屋根を構築するという前例のない難工事を完遂したことで、建築・都市計画の分野からも極めて高い評価を獲得しています。無柱構造によって生み出された開放的な空間には、564インチの大型4Kビジョンと高機能音響設備が常設され、西新宿エリアにおける賑わいのハブ拠点として機能しています。
日常的にはオフィスワーカーの憩いの場やコワーキング的な滞在スペースとして活用される一方、週末や特定会期には熱気あるイベント会場へと表情を変えます。屋内でありながら自然光が豊かに差し込む設計が、都心にいながら屋外広場のような開放感をもたらしている点こそが、多くの来訪者を魅了し続けている根本的な理由です。