寿町では近年、単なる福祉の枠組みを超えた「新しいまちづくり」の試みが結実しつつあります。横浜市中区寿町へのアクセスは、JR根岸線「石川町駅」北口(中華街口)から徒歩約5分、市営地下鉄「伊勢佐木長者町駅」からも徒歩圏内という極めて恵まれた立地にあります。みなとみらいや関内・横浜スタジアムといった再開発エリアのすぐ隣に位置することから、都市の連続性を意識した取り組みが進められてきました。
代表的な取り組みが、簡易宿泊所の空き室を活用した「若手アーティストの滞在制作」や「福祉体験型ホステル」の運営です。NPO法人やボランティア団体が主導し、寿町が持つオープンなコミュニティ気質をポジティブに捉え直すプロジェクトが展開されています。
さらに、横浜市が主導する寿町総合労働福祉会館の建て替えや機能強化により、地域住民の健康増進センター、多目的スペース、防災拠点が整備されました。単に街をスクラップ&ビルドして排除するのではなく、社会的弱者を包摂しながら都市の安全性を高めるインクルーシブなまちづくりとして、国内外の福祉・都市計画の専門家からも高い関心を集めています。