ネット通販やチラシに踊る「10畳用エアコン 標準工事費込み 59,800円!」といった極端な格安表示には注意を払う必要があります。標準工事に含まれるのは一般的に「配管長4m以内・室外機同一階大地置き・既存穴あり」という極めて限定的な条件のみです。
取材に応じた空調設備工事業者の証言によると、実際の工事現場では約6割の住宅で追加工事費用が発生しています。
「標準工事込みの最安値で注文されたお客様でも、既設エアコンの取り外し・リサイクル収集運搬費で約1万円、高気密住宅用のエアカットバルブ設置で約3,000円、化粧カバー再利用・新設で5,000〜1万円、専用コンセントの電圧切替や延長で数千円が加算され、最終的に現場で2万〜3万円の追加請求になるケースが日常茶飯事です」
本当に10畳エアコン工事費込み最安値を狙うのであれば、隠れた追加費用を合算した「実質総額」で見極めなければなりません。そこで注目すべきなのが10畳用エアコン型落ちセールの活用です。
エアコンの新製品は、高級機が秋(10〜11月)、中級・普及機が早春(2〜3月)に発売されます。このモデルチェンジの直前となる8月下旬〜10月および1月〜2月は、前年モデルが在庫処分価格として30〜45%前後の値引き率で市場に放出されます。エアコンの基本冷媒技術やコンプレッサーの基礎性能は1世代程度では劇的に変わらないため、最新の最廉価モデルと同等の予算で、1世代前のハイスペック機(高いAPFと自動お掃除機能付き)を手に入れるのが最も賢明な買い方です。