彼の音楽人生は、決して平坦な道のりばかりではなかった。過去に世間を大きく賑わせた事件と、それに伴う突然の活動休止。メディアのバッシングや世間からの厳しい批判に晒された時期、彼はメディアの前から姿を消し、深い沈黙を守り続けていた。その期間に彼が何を考え、どのように自分自身と向き合っていたのかは、長らく多くを語られてこなかった。
しかし、その沈黙の裏にあったのは、自身の過去に対する深い省察と、音楽という存在への純粋な再確認だった。浮き足立った名声から離れ、一人の人間として自らと向き合うなかで、彼は「なぜ自分は歌うのか」という根本的な問いに突き当たったという。逃避ではなく受容。己の弱さを認め、すべてを背負った上で再びペンを取るという決断こそが、現在の精力的な音楽活動の原動力となっている。