彼女の映画デビュー作にして初主演となった『牛首村』(2026年公開、東映配給)は、Jホラーの金字塔『呪怨』を生み出した清水崇監督による「恐怖の村」シリーズの第3弾だ。富山県に実在する心霊スポットを舞台にした本作で、彼女は一人二役という極めて難度の高い重責を担うこととなった。
女子高生の奏蓮(奏・詩音)という難解な双子役を演じ分けるにあたり、単なるホラー映画のヒロインという枠にとどまらない、人間の底知れぬ業や肉親への愛憎を体現。恐怖に歪む表情の見事さと、スクリーンを圧する佇まいは、観客や業界関係者に強いインパクトを与えた。東映にとっても、大型新人女優のポテンシャルを強烈に提示する格好の作品となったのである。