多肉植物の植え替えにおいて、水やりのタイミングと並んで成否を左右するのが「生育タイプごとの季節選び」です。多肉植物は原産地の気候に応じて「春秋型」「夏型」「冬型」の3系統に大別され、それぞれ活発に根を伸ばす成長期と、代謝を落とす休眠期が正反対に位置しています。
休眠期に入っている株は水分を吸い上げる力が極端に落ちており、根に刺激を与えても新根を再生するエネルギーがありません。最も流通量の多いエケベリアなどの春秋型種であれば、最高気温が18℃〜25℃前後に安定する春または秋がベストなタイミングです。梅雨の湿気や猛暑、厳寒期に無理やり植え替える行為は、自ら枯死リスクを招く行為に他なりません。