多くのファンが固唾をのんで見守っているのが、開発が進む最新作『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』の音楽です。すぎやま氏の逝去直後、シリーズ生みの親である堀井雄二氏や関係者から「すぎやま先生には『DQ12』の楽曲を既に手掛けていただいていた」という事実が明かされました。
この言及により、『DQ12』のメインテーマや主要な新曲はすぎやまこういち氏の正真正銘の「遺作」としてゲーム内に収録されることが確実視されています。晩年まで情熱を燃やし続けた巨匠のラストメッセージが、最新作のダークで大人向けとされる世界観とどのように融合するのか、期待は高まるばかりです。
一方で、今後のシリーズ展開における「作曲者の後任・後継者」については、単独の作曲家を立てるのではなく実績あるクリエイター陣によるチーム継承体制が有力視されています。
最有力候補として挙げられるのが、長年にわたりすぎやま氏のアシスタントを務め、ドラクエのオーケストレーションや派生作品の音楽を担当してきた松尾早人氏をはじめとする直系の音楽家たちです。すぎやまサウンドの緻密な理論と精神を最も深く理解するスタッフ陣が、遺されたモチーフや既存曲のアレンジ、追加楽曲のオーサリングを担うことで、「ドラクエらしさ」の純度を保ち続ける道筋が整えられています。