山本祐大の経歴は、プロ野球選手の中でも極めて異色の部類に入ります。高校野球のエリートコースから直接プロ入りしたわけではなく、挫折と泥臭い挑戦の末に道を切り拓いたバックボーンを持ちます。
- 氏名:山本 祐大(やまもと ゆうだい)
- 生年月日:1998年9月11日
- 出身地:大阪府大阪市大正区
- 投打:右投右打
- 球歴:大阪市立泉尾中学校(大正リトルシニア) ➔ 京都翔英高等学校 ➔ 滋賀ユナイテッドベースボールクラブ(BCリーグ) ➔ 横浜DeNAベイスターズ ➔ 福岡ソフトバンクホークス
- ドラフト指名:2017年ドラフト9位(支配下選手82人中、実質80番目の指名)
京都翔英高校時代は3年夏に甲子園出場を果たしたものの、控え捕手兼外野手としてベンチを温める時間が長く、全国的な注目を集める存在ではありませんでした。卒業後は独立リーグ・ルートインBCリーグの滋賀ユナイテッドベースボールクラブへ入団。当時NPB経験者も多数在籍する過酷な独立リーグ環境で、山本は1年目から正捕手としてマスクを被り、二塁送球1.8秒台の強肩と実戦感覚を徹底的に磨き上げました。
2017年のドラフト会議において、横浜DeNAベイスターズから9巡目(支配下指名のほぼ最後尾)で指名された瞬間は、独立リーグファンの間でも大きな話題となりました。当時の担当スカウトは「キャッチングの柔らかさと地肩の強さは一軍レベル。育て方次第で化ける」と評していましたが、その慧眼は見事に証明されることとなります。
また、球場を熱狂させる登場曲へのこだわりもファンの間で有名です。湘南乃風の力強いナンバーなどを背にバッターボックスへ向かう姿は、泥臭く這い上がってきた自身の生き様と重なり、スタンドのボルテージを一気に最高潮へと導きます。