世間から「略奪愛」と叩かれた野村沙知代氏との関係。前妻との婚姻関係が継続している最中に始まった出会いは、メディアの絶好の標的となった。週刊誌や夕刊紙は連日のように二人の動向を報じ、過熱する報道は前妻やその親族にも容赦なく向けられた。
文春オンラインをはじめとする現代のメディア分析でも、この時期の騒動は昭和スポーツ史における最大級のスキャンダルとして語り継がれている。前妻側から見れば、それは突然の裏切りであり、家庭の崩壊を意味していた。激しい対立と世論のバッシングの中で、彼は批判を背負いながら再婚へと踏み切った。その選択が彼のその後の野球人生を決定づけることになったのは言うまでもない。