ここで、多くのファンが見落としがちなポイントを指摘しておきたい。「優勝候補同士の早期対決=決勝戦が楽になる」という見方は必ずしも正しくない。兵庫県大会高校野球は総チーム数が140を超える大規模トーナメントであり、上位進出には最大で6連戦を勝ち抜く必要がある。初戦の相手に勝ったとしても、連戦による投手の疲労や野手の集中力低下が次の試合に直結する。
また、ネット上で噂される「春の選抜出場校は夏の県大会でシードが有利になる」という説は誤解だ。公式発表資料と大会規定を確認する限り、シード権は前年の秋季大会と春季大会の成績を総合的に評価して決定される。選抜実績そのものが直接シードに反映されるわけではない。この点は多くのファンが混同しているため、注意が必要である。