事件が闇に葬られる寸前で食い止められた背景には、被害者のうち1名の必死の脱出劇がありました。東大阪バラバラ事件の生き残りとなった男性は、自身も激しい暴行を受け負傷しながらも、加害者グループが車を離れた一瞬の隙を突いて監禁場所から脱走に成功しました。
男性は血まみれの状態で助けを求め、警察へ駆け込んで被害を申告。これにより警察は直ちに捜査本部を設置し、スピード逮捕へと踏み切ることができました。もしこの男性の命懸けの脱出と勇気ある証言がなければ、被害者2名の行方は迷宮入りとなり、事件の全容が白日の下に晒されることはなかったと言われています。
法廷で明かされた男性の証言によると、現場は主犯の小林による絶対的な恐怖支配が敷かれており、共犯者たちも小林の顔色を伺いながら暴行に加担する異常な閉鎖空間と化していました。生存した男性が負った精神的トラウマは計り知れず、現在も深い心の傷を抱えながら生きていることが公判資料などを通じても伝えられています。