かつてポップコーンといえば、「TOHOシネマズ」をはじめとする大型劇場で映画鑑賞のお供としてその場で食べ切るのが当たり前だった。例えば3時間越えの超大作として話題をさらった映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の上映時にも、途中で湿気らせずに最後まで美味しく食べ切れるかがファンの間で密かに語り合われたものだ。しかし、時代の変化とともに状況は大きく変容した。
「Netflix」や「Amazonプライム・ビデオ」といった動画配信プラットフォームの浸透により、自宅のソファーで長尺の映画やドラマシリーズを一気見する鑑賞スタイルが定着。これに伴い、「映画興行業界」の売店で購入したテイクアウト用ポップコーンや、コストコなどで手に入るメガサイズのポップコーンを、数日に分けて楽しむ消費者が急増したのである。そこで持ち上がったのが、いかにして湿気を防ぎ、最初の美味しさを保ち続けるかという切実な課題であった。