2人の関係性を語る上で見落とせないのが、鳥羽潤と安達祐実の共演ドラマの連続性です。実は『ガラスの仮面』に先駆けて、2人は1996年10月期に放送された日本テレビ系の土曜ドラマ『聖龍伝説 レジェンド・オブ・セント・ドラゴン』で初共演を果たしていました。中華街を舞台にした本格カンフー・ファンタジーアクションという過酷な現場で、当時すでに天才子役として君臨していた安達祐実と、映画『Shall we ダンス?』で鮮烈なデビューを飾り注目を集めていた鳥羽潤は、過酷なアクションシーンの合間に互いのプロ意識を認め合う間柄となっていきます。
そして翌1997年7月期、テレビ朝日系月曜ドラマ・イン枠で放送された『ガラスの仮面』第1シリーズで再び顔を合わせることになります。主演の安達祐実をはじめ、ライバル姫川亜弓役に松本恵(現・松本莉緒)、月影千草役に圧倒的な存在感を誇った野際陽子、速水真澄役に田辺誠一という奇跡的なガラスの仮面 実写 キャストが集結する中、鳥羽潤は等身大の葛藤を抱える青年・桜小路優を誠実に体現しました。
このデータが示す通り、2人は思春期から成人へと向かう極めて濃密な3年間を、立て続けに同じ現場で過ごしました。1998年のパート2、さらに1999年の完結スペシャル版に至るまで長期間にわたり同じ役を生き抜いたからこそ、視聴者の目には「私生活でも結ばれて当然の2人」と映ったのも無理はありません。